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ゴルフの3Pで見た正しいアドレス

2/9/2015

 

-始め良ければ、終わりよし-

「ゴルフの3P」とは、Physics(スイングの力学的な原理)、 Psychology(心理的な気持ち)、 Physiology(体で感じる感覚)のことで、私が長年ティーチングを行ってきた経験をもとに考えた独自の理論です。この“3つのP”は、ゴルフという運動を科学的に理解して、より効率的に練習をするためには大変重要で、ゴルファーなら一度は考えなければいけないことでしょう。

アドレスの語源
今回は、アマチュアゴルファーが意外と簡単に考えているゴルフスイングの準備過程である「アドレス(Address)」についてみてみましょう。

「アドレス(Address)」と言う言葉の語源を調べると、名詞で使う時は手紙を書く時に記入する“住所”という意味になります。動詞で使うと“正しい住所を探していく”という意味を持つようになります。即ち、ゴルフスイングのアドレスは、スイングをする為の準備の姿勢でもありますが、全体的に見るとボールを打とうとするターゲットに向けて正しい方向を決めるエイミング(Aiming)の過程になるので、「ターゲットという住所に向けて正しく探していく(方向を決める)」という意味で使われています。

このような意味のアドレスは、上記で明記したエイミング(Aiming)を決める直接的な方法である“スタンディング(standing)”とゴルフクラブを握る“グリッピング(gripping)”に分けられます。しかし、今回はこのような単純であり原論的な内容より、実際にスコアが向上できる“物理(Physics)的、生理学(Psychology)的、心理(Physiology)的な観点(ゴルフの3P)”に分けて説明したいと思います。そしてより完成度が高いアドレスの姿勢を習うことで、読者のレベルアップにかならず役に立つと思います。

物理的な側面
図Aの場合、“物理(Physics)的な側面”を考えて「アドレスの姿勢」を前と横で比べてみました。まず、A-1の写真のように前から見た場合、ゴルフクラブとゴルフクラブを握っている両腕が全体的に“アルファベットの小文字y”を作ることが右側の“アルファベット大文字のY”より正しいと言えます。なぜならば、左側の延長線と言う概念が強くなって、以前紹介した左手を中心にしたゴルフスイングをするのに役に立つからです。
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図A-2の写真では、一般的によく見る2つの形を、横からの姿勢で比べてみました。左側の場合、ゴルファーの体重が足の指の方に乗っていることが分かりますが、右側の場合は逆にお尻、即ち、足の踵側に体重が乗っていることが分かります。この場合正しいのは、少し足の前に体重を乗せている左側です。なぜならば、ゴルフスイング時に脊髄を中心に行われる上半身の回転運動において、ヘッドアップや右肩の過度な使用などから、前傾した脊髄の角度が変化して回転軸が崩れることを、この姿勢で防ぐことができるからです。そして、ヘッドアップする問題を抱えているゴルファーの場合、力学的にこのようなアドレスを正しくして脊髄という回転軸の前傾角度を保つことから、ある程度効果を求めることが出来ると思います。また、より強いドライバーショットが打ちたいゴルファーの場合も、このようなアドレスから回転量と回転速度を増加させることに役に立つので試してみてください。

生理学的な側面
次は、筋肉から感じる筋の緊張度を意味する“生理学(Psychology)的な側面“を考慮した「アドレスの姿勢」を調べてみましょう。
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実際に、B-1の写真で右側の場合がより強く、粋に見えるかも知れないでしょう。しかし、ゴルフスイング時、回転軸の役割をする人の背骨、すなわち、脊髄を支えている筋肉の背筋が必要以上に緊張してしまうと、柔らかくて大きな回転が必要なゴルフスイングには相対的に“マイナス効果”を来たす事になります。また、筋肉は、ある外部の刺激に対して常に弛緩より収縮の方向に反応が起こる為、ゴルフのようにインパクトの時、リリースによる遠心力による力を作って、それを主な力として利用する運動では過度な筋の緊張は決して正しくないと思います。

次のB-2の写真では、正面から見た時に自然なアドレスとそうではないアドレスを比較しています。特に、右側の写真ではゴルファーの口までほとんどの顔が見えていますが、これはゴルフスイング時非常によくないアドレス姿勢で、皆さんも必ず覚えておいてください。

なぜならば、ゴルフスイングにおいて、難しくて直しにくい癖の中の1つであるからです。それでは、右手を利用してダウンスイングをするとどのような現象が出るのでしょうか?右腕と手首が強いインパクトを作る為に、上記で説明した通り収縮の方向に働きながら結果的に右肩の回転も速くなって、ヘッドアップの現象までを来たすことが明らかであると思います。もちろん、非常に正確なタイミングで“右手の伸長”、すなわち、右手を伸ばしてクラブヘッドのスピードを速くして、どんなクラブでも正確で強いボールが打てれば、それはまた異なります。しかし、長い間の筆者の経験から、アマチュアゴルファーには期待できない技術であると確信します。このような理由からB-2の顔が見える右側の写真では、アドレスが高くて不安な中心を形成してしまうので、スイング時によくないフォロースイングやヘッドアップなどの問題を作ってしまうでしょう。

心理的な状態
最後に、“心理(Physiology)的な状態”を考慮した「アドレスの姿勢」を考えてみましょう。ここでは、“アドレスの時、どのような心理的なマインドで姿勢を作るか?”ということで、ゴルファーが考え方を変えただけで、全然違う形態(Physics)と感じ(Psychology)の結果を得ることが分かります。
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図C-1でのようにゴルファーの体重を60kgとすると、右足と左足に30kgずつ配分することではなく、“右足20kg+左足20kg+クラブヘッド20kg = 60kg”と考えることです。実際に、この内容を行う為には必ず上半身、すなわち、両肩と首周りの筋肉を柔らかくして力を抜かないと“ゴルファーが握っているクラブのヘッドに自分の体重の3分の1を置く”という感じを持つことが難しくなるでしょう。しかし、ゴルフスイングが下半身の動きから作られると認識するゴルファーなら、筆者の説明と図C-1のイメージは、見慣れないことではないと思います。

更に、図C-2で示している心理的な方法も考えてみましょう。もし、ゴルファーが服を着たままプールに入って出たと仮定します。水から出た後、短い時間で体と服に沁み込んだ水は、重力の影響からズボンの先に下がっていくことが分かります。この時の感じ、即ち、上半身や腰周りより両側のふくらはぎ周りのズボンの部分が重くなることを感じることで、上半身のリラックスを図ることが出来きます。その結果、アドレスの時に心理的にリラックスでき、正しい体重の配分を伴うことが出来るでしょう。
今回のレッスンが、読者皆様のゴルフレベルアップに少しでも役に立つことを期待します。


次回は...「あなたはゴルフをスポーツとして認識していますか?」をご紹介する予定です。
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ゴルフの 回転軸

2/2/2015

 

ゴルフスイングは回転軸を中心にした回転運動を基盤にする。

今回は、ゴルフスイングを形成する基本的な運動原理に関して話をしようと思います。

まず、皆さんのより正確な理解のために、ゴルフという運動の特性を考えてみると、ゴルフはボールを扱う球技であっても、テニスや野球のようにボールが動いていないので、ある意味、特別な運動種目に該当すると言えます。テニスや野球の場合、ボールを打つ為にどんなにいいスイングを持っていても、すばやい判断力や瞬発力などを介して正しく反応しないことには、良い結果はあまり期待できないでしょう。しかし、ゴルフでは、このような 判断力や瞬発力、即ち、生まれつきの運動神経よりも、毎回同じスイングを介して常に同じ結果を出せるかどうかがより重要になっているので、どのようなスイングを持っているかがラウンディングでの結果を左右すると言えます。

このように、ゴルフは普通の球技種目で必要な判断力や瞬発力を後にして、止まっているボールを打つために機械的な動きの反復を強調するので、最近では体育と言う学問から運動領域を区別する時ゴルフを球技の領域に含めなく、‘ゴルフ(Golf)’と言う名前の別な領域に認めている流れがあります。

それでは、このようなゴルフの特性を踏まえて、私たちはいかにして実力アップできるでしょうか?この質問に対する答えとして『より良いスイングを作っていくこと』と言っても過言ではないと思いますが、ここでは、ゴルフスイングを2次元的な観点と3次元的な観点に分けて、それぞれの運動原理について考えてみましょう。
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まず、2次元的な観点からゴルフスイングの運度原理を考えて見ましょう。これは簡単に言うと、図 Aのように正面からスイングを見た時、頭を重心点にした円運動の話になります。 “スイングの時、頭が動くとよくない”という言葉は、ゴルフャーなら誰でも耳にしたことがあるかと思いますが、頭の固定を強調することで、以前の内容でも説明したように、クラブヘットが作る遠心力をしっかり利用すると、正確で早い円運動が実現出来ると思います。
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これに比べて、 図 Bのように3次元的な観点からゴルフスイングの運度原理を考えて見ると、回転運動に関する理解が必要になると思います。ここで言う回転運動に関する理解とは、主にどこを回転軸にして回転運動をするかと言うことですが、私はこれまでに、3次元的な回転運動においてその回転軸が不安定だったために、回転が行われる時の速度と方向が悪くなって思い通りにボールを打てなかった大勢のゴルファーを目のあたりにしてきました。
ゴルフという運動が、主に体の回転によって作られた力をスイングのパワーとして利用し、その方向性も、正確で一定なテンポで体の回転が行われるかどうかに左右されるので、ゴルフスイングを説明する時に、回転軸の話は最も基本で重要な問題になると思います。
それでは、これからは 図 Cを元に回転軸に対してもっと具体的な話をして見ましょう。
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まず、 図 C-1では、ゴルファーがアドレスする前にそのまま立っている姿勢から出来る回転運動を示しています。これは、下半身の場合は合わせた両足を軸にした骨盤の回転、上半身の場合は脊髄を軸にした肩の回転が行われることが出来ることを示しています。

図 C-2では、ゴルファーがスイングをする為に取ったアドレスの姿勢での回転軸を示していて、両足を開けて立つことから上半身の回転軸は変わっていませんが、 下半身の場合は、開けた 両足の上でそれぞれの違う回転軸が作られることを示しています。

図 C-3では、ゴルファーがバックスイングをする時に作られる回転軸を示しています。これは、アドレスの時とは違って、下半身の骨盤は右足の上で、また、 上半身の肩は脊髄の上で回転が行われていることが分かります。このように、下半身の場合は右足の上で回転が行われないといけないし、肩も右の方向に回転が行われるのでゴルファーの体重もアドレスの時両足に掛けて割られていた多くの部分が右足の上に自然に移されるようになります。

最後に 図 C-4を見ると、ダウンスイング時の回転軸が 図 C-3のバックスイングとは確かに違うことを分かります。なぜならば、ダウンスイングの場合、バックスイングとは正反対の方向に回転が行われる為に左足が下半身の回転軸になり、かつ、その過程で実際にボールを打つインパクトの状況が行われる為にバックスイングの時より、もっと強い力の生成と移動の為、より早い回転と堅固な軸の役割が必要になると考えられます。さらに、上半身と 下半身がそれぞれ作リ出す力の自然な調和が最終的にボールに伝えられる力の量と方向性を決定する為にバックスイングの時より、上半身と下半身の回転軸の連結性もより強調されなければいけないと思います。

ゴルフの経験が浅い方は始めから、そして、もう経験を積んできている方はこれからも、正しいゴルフスイングの運動原理を理解して、ゴルフを誰よりも面白くて楽しい人生の友達として頂ければ・・・と願っています。

次回は...「ゴルフの3Pでみた正しいアドレス」をご紹介する予定です。
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ゴルフのクォータースイング理論

1/26/2015

 

強打をする為には軽打をしろ。―ゴルフ名言―

今回は、ゴルファーの方々がなかなか解決できない『左手のリードと右手の制御』に関する話をしようと思います。まず、なぜゴルフという運動が難しく感じられているかについて考えてみましょう。その答えとしては、14本にもなるクラブの数、それぞれが異なる長さと幅、高低などの環境で造成されているゴルフコース、また、毎回変わる気候などが考えられます。これと併せて 、このような環境的な要素の以外に重要なことがあります。それが今日の主題である、ゴルフスウィング時の『左手のリードと右手の制御』に関する話です。
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ゴルファーなら、誰でも一度は“ハンドファースト(hands first)”と言う言葉を聞いたことがあるかと思います。これは、両手が作るグリップが、ボールをインパクトする際のクラブヘッドの位置より、ターゲット方向にもっと進んでいる状態のことを示します(図A参考)。もし、インパクトがいつも“ハンドファースト(hands first)”の状況で出来れば、バックスウィング時に作られた手首のコッキング(cocking)が解ける力やシャフトの弾性、強くなったヘッドロフト(head loft)などが効率的に利用できるので、よりパワフルで正確なショットが可能になります。

では、このような“ハンドファースト(hands first)”が出来るようになるために、どのような練習をすればよいのか・・・?
この答えとして、『左手のリードと右手の制御』と言うテーマで今回の話をしようと思います。“強打をする為には軽打をしろ。”と言う有名なゴルフ名言があるように、ゴルフではより良い結果を作る為、場合によっては定反対のイメージで練習を行う必要がありますが、今回の内容はこのような意味合いであることを頭において、これから具体的な内容を調べて見ましょう。

まず、『ゴルフのクォーター(quarter) スウィング理論』に関する説明をする前に、皆さんにひとつ質問をしたいと思います。図Bに示したダウンスウィングが作る円運動の中で、 ボールをより良く打つために最も重要な領域は、aからdの中でどこだと思われますか?
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この質問に対しては、多くの方が“c 領域”或いは“b とc 領域”と答えます。これは、ボールが置かれている“b とcの境”を通る時が最も重要で、そのスピードもまた最も早くべきであると考えるからでしょう。しかし、実際に多くのアマチュアとプロのゴルファー達を教えている筆者の答えは“b領域”です(図C参考)。
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それは、ボールを打つインパクトの際、クラブヘッドのスピードを高める為には遠心力を利用したスウィングをすることが重要ですが、この為には、クラブがボールを打っていく“c 領域”で力を加えて物理的に加速度を作るのではなく“b領域”でどのぐらい良く両手のリリース、特に右手のリリースをするかが重要であるからです。
 
そして、図Dのようにダウンスウィングのサークルを時計の回転にあわせて見てみると、多くの方が7時から5時、或いは、8時から4時の間で早いスウィングを行おうとすることで(図D-1)、必要以上の力がはいってインパクトをすることになります。その結果、肘と手首を体の方に曲げながら右手の筋収縮が重心になる、いわゆる筋力を利用したスウィングになってしまいます。これはまた、アウトサイドからインサイドへのスウィング軌道によるスライスショットや、必要以上に早い回転と右手の使い方からターゲットの左側にボールを打ってしまうプッシュショットに繋がります。
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しかし、これらとは違い、『ゴルフの“クォータ(quarter) スウィング” 理論』では、図D-2のように8時から7時の間で最も早いクラブヘッドスピードになって、7時を通りながらそのスピードが徐々に落ち始め、ボールが置かれている6時に着くとクラブヘッドがボールの抵抗で完全に止まる状況をイメージしながらスウィングの練習を行います。これは、インパクト時に必要以上に力が入ったショットの防止と、右手のリリースまでを行える効率的な練習になります。

このような理由から、筆者は『ゴルフの“クォータ(quarter) スウィング” 理論』と言う名前で、実際のスウィング時“c 領域”即ち、フォロースウィングでの早いスピードを作る為に“c 領域”ではなく、“b 領域”での重要性を強調しています。これが『左手のリードと右手の制御』を作ってくれると、インパクトとフォロースウィングで、左手が重心になるスウィングをしながら右手は自然なリリースの動きが出来るようになります。言い換えると、クラブを振り回す筋力より、クラブの構造と円運動から発生する自然の力の遠心力、そして、インパクトまで維持された“ハンドファースト(hands first)”が作ってくれる強いヘッドロフト(head loft)などが利用できる条件が揃って、より簡単に柔らかくて強いショットを実現できるようになるのです(図A参考)。
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今回の話は、アマチュアゴルファーだけではなく、プロ選手達にとっても考えるべきな重要な課題であると思います。
次回は...「ゴルフの回転軸」をご紹介する予定です。
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あなたのグリップは間違っていませんか④

1/21/2015

 

バックスウィング(back swing)時の手首のコッキング(cocking)の変化

今回は、前回までの正しいグリップと手首のコッキング(cocking)の関係をもう一度整理し、実際のバックスウィング(back swing)時の手首のコッキング(cocking)の変化をより具体的に理解することによって、今まで4回にわたって見てきた『正しいグリップ法とグリップが手首のコッキング(cocking)に与える影響』というテーマを終わりにしたいと思います。

まず、前回までの内容を整理して見ましょう。ゴルフスウィングにおいてグリッピング(gripping) とは、ゴルファーが『スウィングの動作で作られた‘力と動き’を、ゴルフクラブを握っている両手から、クラブヘッドまで正確に伝達することによって、実際にボールを打つための一連の行為の前提』と定義することができます。このように、スウィングにおいてグリップが非常に重要な役割を果たすことは皆さんご存じの通りですが、その役割と意味を理解しておく必要があることを念頭に、今回の内容を紹介したいと思います。

私たちがグリップに関する話をする時、必ず分らなければいけない力学的な原理が一つありましたが、それは、少ない力で重い物を簡単に、早く、そして自由に動かす『梃子の原理』でした(図A参考)。
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このような『梃子の原理』を、写真Cのように、最も一般的かつ左手とクラブの連結性を重要視した『オーバーラッピンググリップ(over wrapping grip)』を基に調べて見ました。そして、十本の指でグリップ部分を握って、ゴルフクラブを動かして見ると、クラブを自由に動かす為には、グリップの一番下の先を握っている小指が最も重要であると感じることができました。つまり、『梃子の原理(図A)』という力学的な側面から見ると、写真Bのように左の小指が『支点(梃子の石)』、丸を付けた手の平の部分が『作用点』になって、クラブのヘット即ち、『力点』を自由に動かすことができると分かりました。
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そして、ゴルファーがスウィングする時は、『支点(梃子の石)』の役割をする左の小指と写真Bで丸を付けた手の平の部分(『作用点』)に最も力が必要になり、この二箇所をよく握ってスウィングすることで、効率的なクラブヘットの動きを作ることが出来ました。

それでは、このようなグリップの原理が実際のスウィングではどのように影響を与えるでしょうか?我々はその答えを写真Dから得られました。なぜならば、ゴルファーがスウィングする内には、写真Dのように手が動く量よりクラブヘットが動く量を多くする必要があるが、実際にクラブのヘットはグリップの所より遥かに重く作られているので、効率的な手首の動きが要求されるからでした。これを実際のスウィングで比較して見ましょう。先に、写真D-1でのように、効率的な手首の動きが出来ない場合は、必要以上に大きい動き(ここではバックスウィング)になってしまって、絶対に強いショットを作ることが出来ませんでした。これに比べて、写真D-2でのように、図Aと写真Bで習った、『梃子の原理』を理解しこれをよく行うと、より少ない動きでよりシンプルで強い感じのバックスウィングが出来るので、多くの力を蓄積することが可能になりました。このような『梃子の原理』を利用したシンプルで強い感じのバックスウィングはスコアを減らす為に必要な『パワーと方向性』を揃えたスウィングの形成に絶対的な影響を与えることからプレイ全般に置いても非常に重要な部分といえます。
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そして、今日は、写真D-2で調べて見た『梃子の原理を利用した手首のコッキング(cocking)』に対する理解をより高める為に、数名のプロ選手たちのスウィングを『3次元スウィング分析機(3D Motion Analysis) 』で測定して、その平均したデータを紹介します(図E参考)。
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まず、図Eの濃い所のバックスウィング区間に注目する必要があります。ここを見ると、アドレスからトップスウィングに行けば行くほど、スウィングのスピード、即ち、手首の動きが遅くなるし、動きの量も少なくなることを分ります。特に、『図Eのステップ1区間(写真F-1に該当)でのスピードが、ボールを打つインパクト、即ち、スウィングで最も手首のスピードが早い時の次に早い』ということは、『我々がバックスウィングをする時、いつ、どのように手首を使うべきか?』という問いに対する回答であり、また、『手首のコッキングをいつ、どのようにするべきか?』を教えてくれる手がかりになると言えます。
それでは、このような資料を我々のゴルファー達は、実際のスウィングではどのように理解し応用することが出来ましょうか?これから、その答えを調べて見ましょう。まず、写真Fを注目してください。ゴルフのバックスウィングを説明する時は、よく大きく二つの部分に分けて説明をしますが、写真F-1を『ステップ1』とし、写真F-2を『ステップ2』とします。
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写真F-1の『ステップ1』の場合、写真D-2でのように地面に付いている重いクラブヘットをゴルファーをスウィングと言う動きをする時、易しく振るために梃子の石を利用した手首のコッキングを介しクラブを掌握し、手首に力をセーブする区間になります。そして、写真Dでの正しい方法とそうではない場合を区別して練習をして見ると、その差を易しく感じられると思います。

次は、写真F-2の『ステップ2』の過程を調べて見ましょう。図Eのグラフを見ると『ステップ2』の過程で手首のスピードが著しく下がっていくことが分りますが、これは、この区間での手首の動き、即ち、手首の使用は『ステップ1』を超えてトップスウィングに行くと無くなることを示します。このことから、バックスウィングの初めには多くの量の手首の使用が必要であるが、もう、『ステップ1』の写真F-1を超えながら空を向いて折られている手首は地面を向いてダウンスウィングをするための方向の転換を準備していることを分ります。そして、『ステップ2』の過程で行われる手首の動きは『ステップ1』の余韻であると理解できるし、この過程での手首の使用は(即ち、コッキング(cocking))を止めて、写真F-2のように骨盤を重心にする体と肩の回転に注目するべきであると思います。

以上で、4回に掛けて、『正しい‘グリッピング(gripping)’の方法と、それが効率的な手首の‘コッキング(cocking)’や‘バックスウィング(back swing)’全般に与える影響』を調べて見ました。皆様もこの内容を正確に理解し、このような原理を元にして練習をして頂くことで、よりシンプルで強い、効率的なバックスウィングを作ることが出来ると思います。

次回は...「ゴルフのクォーター(quarter) スウィング理論」をご紹介する予定です。
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あなたのグリップは間違っていませんか③

1/12/2015

 

グリップはゴルファーの財産である。― Cary Middlecoff ―

今回は、前回に続き、‘グリッピング(gripping)’に関する内容をもう一度整理し、さらに‘正しいグリップ(grip)が実際のスウィングで与える影響’をバクスウィングの時行われる手首のコッキング(cocking)の変化に注目して調べて見ましょう。

前回で調べて見たように、『グリッピング(gripping) とは、ゴルファーがスウィングの動作により作くられた‘力と動き’を、ゴルフクラブを握っている両手から、クラブヘッドまで正確に伝達することによって、実際にボールを打つための一連の行為の前提』とその意味を定義するのができます。そして、これをより易しく理解するため、グリップが良い時と良くない時の結果を次のように簡単に整理して見ましょう。
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さて、スウィングにおいてグリップが非常に重要な役割を果たすことは皆さんご存じの通りですが、その役割と意味を理解しておく必要があることを念頭に、今回の内容を紹介したいと思います。

私たちがグリップに対する話をする時、必ず分らなければいけない力学的な原理が一つありますが、それは、少ない力で重い物を易しく動かす『梃子の原理』です(図A参考)。なぜなら、いわゆるラケットを持って行うスポーツ(例えば、テニス、ゴルフ、バドミントンなど)や、剣道のように道具を手で持って何かを打撃するスポーツでは、なるべく早く、易しく、そして自由にその道具を動かす能力が要求されるためです。
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では、最も一般的かつ左手とクラブの連結性を重要視した『オーバーラッピンググリップ(over wrapping grip)』を基に、このような原理が両手の中でも特に左手で重要な役割を果たしている事を確認してみましょう。
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まず、写真Cのように、我々の十本の指でグリップ部分を握って、ゴルフクラブを動かして見ましょう。このようにやって見ると、クラブを自由に動かす為には、グリップの一番下の先を握っている小指が最も重要であると感じることができます。つまり、『梃子の原理(図A)』という力学的な側面から見ると、写真Bのように左の小指が『支点(梃子の石)』、丸を付けた手の平の部分が『作用点』になって、クラブのヘット即ち、『力点』を自由に動くことができると分かります。

そして、ゴルファーがスウィングする時は、『支点(梃子の石)』の役割をする左の小指と写真Bで丸を付けた手の平の部分(『作用点』)に最も力が必要になり、この二箇所をよく握ってスウィングすることで、効率的なクラブヘットの動きを作ることが出来ます。

それでは、このようなグリップの原理が実際のスウィングに、どのような影響を与えるでしょうか?我々はその答えを写真Dから得ることができます。ゴルファーがスウィングする時には、写真Dのように手が動く量よりクラブヘットが動く量を多くする必要がありますが、クラブのヘットはグリップより遥かに重く作られているので、効率的な手首の動きが要求されるのです。これを実際のスウィングで比較して見ましょう。先に、写真D-1でのように、効率的な手首の動きが出来ない場合は、必要以上に大きい動き(ここではバクスウィング)になってしまって、絶対に強いショットを作ることが出来ません。これに比べて、図Aと写真Bの『梃子の原理』を理解出来ると、写真D-2のように、より少ない動きでよりシンプルかつ力強いバクスウィングが出来るので、多くの力を蓄積することが可能になります。このような『梃子の原理』を利用したバクスウィングは、スコアを減らす為に必要な『パワーと方向性』を揃え持ったスウィングの形成にも重要な影響を与えるから、プレイ全般に置いても非常に重要な部分と認識されます。
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次回では、写真D-2で調べて見た『梃子の原理を利用した手首のコッキング(cocking)』に対する理解をより高める為に、数名のプロ選手たちのスウィングを『3次元スウィング分析機(3D Motion Analysis) 』で測定、分析したデータを紹介します。そして、『正しいグ‘リッピング(gripping)’と効率的な‘コッキング(cocking)’の関係』、又、『効率的な‘コッキング(cocking)’がシンプルで強い‘バクスウィング(back swing)’の作りに与える影響』について見ていくことにしましょう(図E参考)。
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次回も引き続き、「第7回あなたのグリップは間違っていませんか?④」をご紹介する予定です。
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USGTF-FLCメンバー募集

1/5/2015

 

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新年あけましておめでとうございます。
本年もUSGTF-FLCを宜しくお願い申し上げます。

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あなたのグリップは間違っていませんか②

1/5/2015

 

グリップはゴルファーの財産である - Cary Middlecoff -

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今回は、前回紹介した三つの種類のグリップ、『ベースボールグリップ(baseball grip)、インターロッキンググリップ(interlocking grip)、オーバーラッピンググリップ(over wrapping grip)』の中で、最も一般的であり、ゴルファーの左手とクラブの連結性を重視してある『オバラッピンググリップ(over wrapping grip)』を中心にアマチュアゴルファーたちが最も難しく考えている技術の一つである‘グリッピング(gripping)’に関して勉強してみましょう。グリッピング(gripping)とは、『人がスウィングの動作を介し作った‘力と動き’を、ゴルフクラブを握っている両手を介し、クラブヘッドまで正確に伝達することによって、実際にボールを打つための一連の行為の前提』と定義がつけられます。これをより簡単に理解するため、次の二つの場合を比較して見ましょう。

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どんなにうまいスウィングの動作ができてもそれが正確にクラブに伝達されなければ、よりパワフルかつ正確なショットを期待することは困難です。しかし、完成度が比較的低いスウィングをしたとしてもクラブとのいいコネクションができれば、伝達の効率性を100%まで高め、より満足できる結果を得ることができます。

このように、ゴルフスウィングにおいてグリップの重要性は、いい結果を出すために必ず必要であり、ゴルファーたちはそれを正確に理解する必要があります。

では、正確なグリップを取得するためにはどのようなことを理解し、練習をしていくべきでしょうか?
まず、指でゴルフクラブと同じような棒を握ってコントロールする練習をお勧めします。

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写真Bでのように、棒を握る方法には大きく分けて、指で握る方法と手の平で握る方法に分けられますが、ゴルフグリップやスウィングの練習で正しいやり方は、指で握る方法であります。実際に、手の握力が一番要求されるスポーツ種目であるアマチュアレスリングの選手たちの訓練法を見ると、体育館の天井にロープを縛ばり、そのロープを握り上る練習をよく行っています。これは、選手たちが手の握力を養うためにトレーニングすることであり、我々ゴルファーたちは彼らのロープの握り方をよく理解することによって、ゴルフクラブを握る時にも応用し、なるべく軽くて強いグリップを握る必要があります(図B)。
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写真Cでは、実際にゴルフスウィングのアドレスの時、以上の説明から指を重心にしてゴルフクラブを握っている様子が分ります(図C)。しかし、このような方法でグリッピングをした後でも、一回グリップを外して他人に自分のクラブの位置を見せようとすると、グリッピングをする前と違く、人刺し指と手の平に掛けてゴルフクラブが置いてあることが分ります。これはよくゴルフの本で見ることできますが、より正確に説明すると、最初からクラブが置かれる位置ではなく、一回グリッピングをした後他人に見せるため、握った手を開いて自分の手の平の上でのクラブの位置を表現したと理解するのが正しいとできます(図D)。
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次に、グリップに関する最も重要な力学的な原理を調べてみましょう。
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これは、少ないの力で重い物を易しくコントロールする方法である『梃子の原理』です(図E)。その理由は、いわゆるラケット種目(例、テニス、ゴルフ、バドミントンなど)や剣道のように道具を手で握って何かを打撃するスポーツでは成るべく早く、易しく自由にその道具を動かす能力が要求されるからです。
これを『オーバーラッピンググリップ(over wrapping grip)』に絡めて説明すると、使う十本の指の中、ゴルフクラブの一番端しに位置する左の小指が一番重要な役割をするようになり、これは写真Eでの『梃子の石の役割』になると言える。そして、写真Fで丸を付けた手の平は、写真Eでの『作用点』になり、クラブのヘッドは『力点』になると理解できます。従って、クラブを握っている十本の指の中でも梃子の石(支点)になる小指が一番重要であり、スウィングをする内、指に入るべきな力の量も一番多いと整理できます(図F)。
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それでは、このようなグリップの原理が実際のゴルフスウィングではどのように働いているでしょうか?それに付いては写真Gからその答えが得られます(図G)。ゴルファーがスウィングをする内、写真Gのように手が動く量よりクラブのヘッドが動く量を多くする必要があります。更に、そのヘッドの先は、グリップの部分より遥かに重く作られているので、これを出来るだけ少ない量の力でより効率的な動きをためには、写真EとFから習った『梃子の原理』を実践する必要があります。もし、バックスウィングの時この『梃子の原理』を実践できなければ、必要以上に大きい動きが作られてしまい、シンプルかつ強いな感じのスウィングによる力の蓄積が難しくなります(図H)。
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ゴルフスウィングで最も必要な二つの要素と言えば、『パワー(power)と方向性(direction)』になり、この二つの要素を同時に満足するスウィングになるためには、シンプルかつ強い感じのスウィングを作っていく必要があります。また、我々ゴルファーたちがこのような完成度が高いスウィングを作るためには、次回まで説明をする筆者のグリッピングの内容と方法を正確に理解し、行ってみることが非常に役に立つと思います。次回でも今回の内容に続いて、バックスウィングの際に行われる手首のコッキングの量の変化を、具体的なデータを紹介しながら説明します。

次回は...引き続き「あなたのグリップは間違っていませんか③」をご紹介する予定です。
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Happy New Year from USGTF-FLC

1/1/2015

 
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あなたのグリップは間違っていませんか①

12/29/2014

 

グリップはゴルファーの財産である。- Cary Middlecoff -

今回からは、アマチュアゴルファーたちが最も難しく考えている技術の一つであり、なかなか直されない「グリッピング(gripping)」に関して勉強してみましょう。それでは、ゴルフで代表的と言われる三つの種類のグリップについて調べてみた後、次回からはより具体的な説明を実例とともにして行こうと思います。
Pictureベースボール・グリップ
A.    ベースボールグリップ(baseball grip)

この方法は、まるで野球の打者が握るグリップのようだとして、‘ベースボールグリップ(baseball grip)’と呼びます。このグリップでは、右手の五本の指と左手の五本の指を全部使ってクラブを握ることになります。そして、右手と左手の比重が半分づつ強調されると理解でき、指が奇形の場合や切断されて一般的なグリップの形態を作りにくい場合に進めます。


Pictureインターロッキング・グリップ
B.    インターロッキンググリップ(interlocking grip)

この方法は、右手の小指を左手の人差し指の下に挟んで、まるで鍵を閉めるように両手で握ることから‘インターロッキンググリップ(interlocking grip)’と呼びます。この方法も右手の四つの指と左手の四つの指を正確に半分づつ利用してクラブを握り、役割の比重が半分づつ強調されると言えます。そして、 左の片手でゴルフクラブをコントロールするのが難しい場合、即ち、左手だけでグリップが維持できないぐらい左手の指の握力が足りない場合はこの方法をお勧めします。実際には子どもや老弱者達に勧めるのが普通であります。しかし、タイガーウッズ(Tiger Woods)など左手を自由に使えることができ、更に必要によって右手の役割を利用する場合はこの方法を選択しますが、一般のアマチュアゴルファーには当てはまれないと確信する。

Pictureオバラッピング・グリップ
C. オバラッピンググリップ(over wrapping grip)

最後に調べて見るこの方法は、右手の小指を左手の上に乗せ掛けて、左手を被せるように握るため、‘オーバーラッピンググリップ(over wrapping grip)’と呼びます。この方法は、右手の四つの指と左手の五つの指を利用することになるので、単純に外形的に見ても左手の比率が高くなることから、その役割も右手より左手が強調されることができます。その結果、ほとんどのプロ選手がこのグリップをしているし、ゴルフレッスンにおいてもこの方法を強調しています。

以上で、三つの 代表的なゴルフグリップを調べて見ました。次回の内容では、最後の‘オーバーラッピンググリップ(over wrapping grip)’を基にして、グリップの原理や重要性、スウィングでの応用法などをより具体的に勉強して行きましょう。
次回は...引き続き「あなたのグリップは間違っていませんか?②」をご紹介する予定です。
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12/24/2014

 
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